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UI (ユーザーインターフェイス翻訳

光学機器メーカ様

実施期間:2週間

プロジェクトの概要

海外でも非常に人気が高い日本製のデジタルカメラの、アプリ上のUI(UI : User Interface、ユーザーインターフェイス)文言のローカライズを事例としてご紹介します。
私たちがこのプロジェクトで目指したことは、UI文言をいかに簡潔な表現で、ユーザーに分かりやすい表現にローカライズするかでした。

コンテンツ詳細

プロジェクトは、お客様ご自身で日本語から英語に翻訳したものを原稿として、英語から欧州とアジアの8言語(フランス語/スペイン語/ドイツ語/イタリア語/ポルトガル語/簡体中国語/繁体中国語/韓国語)へ展開するものでした。
一般的に、UIの翻訳は取説や仕様書などに比べ翻訳ボリュームが少ないことが多く、本事例も同様でした。しかし、ボリュームが少ないUIだからこそ、翻訳工程をきちんと組み立てる必要があります。

使用されるシーンや条件等の入念な確認
UIは限られたスペースで使用される文言であり、原稿の支給形態が単語の羅列となりがちです。そのため、原稿のみでは文脈が正確にくみとれず、意図したニュアンスのとおりの訳出にならないことがあります。
そこで弊社では、UIの翻訳においては、以下の補足資料をお客様からできる限りご支給いただいています。


    ●そのUI文言が表す機能や、使用される状況・シーンなどが分かる資料
    ●訳語になった場合の文字数制限
    ●画面遷移図

本事例でも、まず始めに上記の資料の有無を確認し、その一部をご支給いただくことからプロジェクトを開始しました。

翻訳原稿のニュアンスチェック
次に多言語への翻訳準備を進めるにあたり、お客様よりご支給いただいた原文の英語と参考資料を確認していたところ、ユーザビリティに係わるであろう、気になる部分を見つけました。

「呼び出す」の英訳が「Invoke」と表現されていた点です。
「Invoke」という単語自体に問題はないのですが、カメラの機能としてよく使用される表現でなかったため、弊社の英語ネイティブスタッフがどんな機能なのか不思議に思い、文言が使われる使用箇所の詳細(状況と機能)をお客様と確認しました。

その結果、「テンプレートとして保存しておいた写真フレームを呼び出し、適用する」ボタンとして使用されることが分かりました。
そこでお客様と相談の上、多言語への翻訳展開前に原稿英文のネイティブチェック工程を加えることになりました。

詳しいチェックの結果、「Invoke」には、「呼び出し」にあたる意味もありますが、一般ユーザーの耳には、「(魔法や呪文で)呼び出す」というニュアンスに聞こえてしまうことが分かりました。そのため、該当箇所は、文言の使われる箇所と機能に合わせ、「Apply」という表現に修正変更しました。

このように、英語を原文として多言語に展開する場合、原文そのものの表現が重要になってきます。弊社では単に頂いた原稿を翻訳するのではなく、原稿自体の確認も丁寧に行うことを心がけています。
本事例では原稿の英文チェックから始めたことで、その後展開を行った多言語においても混乱のない、ユーザビリティに配慮された翻訳にすることができました。

アラヤサッポロのUI翻訳への取組み
お客様へのヒアリングを入念に行い、使用シーンや条件・原文のニュアンス確認から工程を組み立てることで、ユーザビリティの高いローカライズを実現し、お客様にも喜んでいただけました。
わたしたちアラヤサッポロはUI翻訳において、ユーザーがその文言一つで、迷いなくどんなボタンなのかを理解できる翻訳を目指しています。
ユーザビリティに配慮したUI翻訳は、お客様の製品そのものの質をいっそう高めるものではないでしょうか。

 

導入事例一覧

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