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プロジェクトの概要
Android ソフトウェアプラットフォームをベースにした車載情報システム(IVI)デバイスのタイ語文言の評価検証
コンテンツ詳細
「評価」とは?
「評価」といっても、とても漠然としています。そこでお客様から〇〇語の文言の評価をしてほしいとご依頼をいただいた際に、お客様との間でまずやるべきことがあります。
「どのような観点で評価を行うか」の取り決めです。
評価項目例:
・翻訳の適・不適(あるいは、正・誤)
・フォントなど表示の問題
・ユーザビリティ(使用感)
これらの観点を明確にしないと評価者のOK/NGの判断結果が的確なものになりません。
また、評価方法も重要な事前検討事項です。
「OK/NG」の2段階評価だけでよいのか、ご要望の結果を吸い上げるためには評価基準の細分化が必要な場合もあります。
そのため、弊社ではこの案件設計時の初動に特に力を入れています。
評価前の下準備が案件を左右する
本件では作業開始前にお客様と評価内容を洗い出し、OK/NG方式+5段階評価を行う事になりました。
点数分けとして「スペルミス」「原文と同じ意味だが、他に適切な表現がある」などの具体例をあげて評価基準を設定することで、ネイティブチェック者がスムーズに判断を行う準備ができました。
また、本件ではタイ語特有の問題である「改行位置が正しくない」などのチェックも評価項目に含めることになりました。
評価方法が決まった後、評価までに行うことがあります。
以下の3ステップです。
・実機の受け渡し方法の取り決め
・搬入された実機の接続・設置
・動作確認
これらを経てやっと作業開始となります。
※弊社アラヤサッポロ(株)は、情報セキュリティに関する国際規格ISO/IEC27001を取得しており、お客様の大切な情報視線を安全な環境でお取り扱いします。
急な変更やトラブルの発生
本件の場合は、急なスケジュール変更があり、チェックの済んだ画面毎に納品が必要になりました。
評価対象の画面や階層数が多く、作業の煩雑化とそれによる取りこぼしを防ぐため、スプレッドシートの共有により、常時、クライアント・アラヤPM・ネイティブが同時コンタクトを取り合えるように評価を進めました。
実機の受領や設置では思わぬ失敗が発生したこともありました。
実際の作業環境にて設置をするとすぐに実機の電源が落ちてしまうという現象を解決できずに苦戦し、予定が後ろ倒してしまいましたが、直接電源の使用により解決しました。本件では延長コードの使用による電力不足という初歩的な問題により、実機が上手く動作しない場合があることを学びました。
評価案件は実際の評価段階の工程よりもその前の要件定義や下準備が案件の8割と言っても過言ではありません。
的確な評価結果をお求めの場合は是非アラヤサッポロへご相談ください。