多言語製品マニュアル制作|情報家電機器

お客さま

情報家電機器メーカー様

実施内容

UI文言の翻訳(7言語)
過去翻訳データからのメモリ構築
マニュアル翻訳(7言語)
マニュアルDTP

海外展開を行う製品のUI(UI : User Interface、ユーザーインターフェイス)文言とマニュアルのローカライズを行いました。
言語数は英語から欧州言語7言語(フランス語/スペイン語/ドイツ語/イタリア語/ポーランド語/デンマーク語/フィンランド語)。翻訳分量も多いマニュアル翻訳を行うにあたり、お客様は効率良くかつ費用を抑えた工程での翻訳・制作を希望されていました。

課題

  • 納期厳守。
  • 品質、特に実機上のUI文言とマニュアル本文に頻出する文言の全言語の統一をはかること。

ALASAのアプローチ

アラヤサッポロでは、用語や繰返し文言の翻訳を統一する方法の提案や、ご希望の納期内におさめるため翻訳分量を少しでも減らす工程の提案をいたしました。また、マニュアルには画面のスクリーンショットなども多く盛り込まれており、ユーザー理解を損なわない翻訳にするため、本文と画面上の文言の統一を実現する工程を提案いたしました。

第一段階として、マニュアル内の画面上にでてくるUI文言の翻訳を行いました。翻訳時は、画面上に収まり、決められた領域幅に収まるよう、文言の短縮工程も含んで対応いたしました。
次に、お客さま側で、アラヤサッポロが翻訳した文言を実機に組み込んでいただき、多言語版の画面スクリーンショットをご支給いただきました。
支給された多言語版スクリーンショットをもとに、アラヤサッポロはUIの翻訳データを用語集(マルチターム)の形にしました。翻訳支援ツールを用いることにより、システマティックに用語集内の文言を使用して翻訳が行え、結果、UI画面用語との用語統一を図ることができました。また、過去の類似モデルの各国語の対訳がそろっていましたので、それらをメモリ化して、過去に翻訳済みの翻訳の流用や文書内に繰返し出てくる文言の統一を実現し、新規に翻訳する量を抑え、日程的にも、費用費用的にも削減効果を出すことができました。

翻訳完了後は基データであるインデザイン上でレイアウトのDTP調整を行い、画面画像箇所は作成いただいた多言語版のスクリーンショットに差し替えました。 スムーズな工程設計で、最終的にはフィードバック修正までを終えた状態にて無事に指定の納期内に納めることができました。お客さまには、可能な限り費用を抑えた上で文言統一がなされた仕上がりにご満足いただくことができました。