多言語UIコンサルティング

多言語UIコンサルティング

概要

多言語UIの課題に、言語・デザイン・コンサルティング・システムの各ソリューションを結集させてお応えします。
多言語のUI(ユーザーインターフェース)を制作する場合、翻訳という作業の枠を超えた多くの課題を解決する工程が必要となります。アラヤグループでは、当該機器の特長把握から、言語特性や文化的・社会的背景などをふまえた、多言語UIの総合的なソリューションをご提供いたします。

ALASAの多言語UIコンサルティングの特長

多言語UI制作に関して、私たちは、主に以下の角度からお客さまへのヒアリングと打ち合わせを行い、最適なご提案をご用意致します。

言語及び制度に関する課題へのアプローチ

文字数制限の問題

UI翻訳の場合、英語原稿をご支給いただき、英語から複数言語へ翻訳展開するケースが多くあり、ターゲット言語の特性から文字量が英語とは極端に異なるケースがあります。
そこで問題になるのが、文字の表示領域の問題です。英語の文言で画面にきれいに収まっていた文字が、ドイツ語でははみ出してしまうといったことがよく起こります。このような文字量の対策として、私たちは、表示領域に対応したデータ形式の翻訳原稿を作成し、各言語への翻訳時、それぞれの言語特性に応じた文字数制限の対応処理をしていきます。
場合によっては、多言語化を前提とした日本語からのUIの翻訳制作もご提案しています。2バイト文字(日本語)から英語(1バイト文字)への翻訳展開には、表示領域でクリアすべき課題が多くあり、UIの言語展開の突破すべき第一関門とも言えます。
また、アラビア語やペルシア語などの「右横書き言語」についての対応も承ります。

文言の意味・内容の把握と翻訳者への指示

上記文字数制限に密接に関連しますが、UI文言は1~2,3ワードで表される場合が多いです。そして、その文言が動詞なのか名詞なのかも理解できないという事態が頻出します。そのため、翻訳をするにあたり、その文言の前後の文脈や意味(機能)などの把握が必須のこととなります。
私たちは、翻訳者に文言の意味内容を的確かつ効率的に伝えるための翻訳原稿を作成し、それをお客さまと共有することからプロジェクトを進めます。共有された翻訳原稿を介して、翻訳中にオリジナルの英語が、意図する内容と異なるなどの重要な問題が発見される場合もあり、修正提案をするなどして品質の底上げにも貢献します。

長さ、重さ、体積、面積や通貨単位などのローカライズ

仕向け地の長さなどの単位や、通貨単位への変換をし、ローカライズを行います。

デザイン課題へのアプローチ

ユーザビリティを考慮した、配置、導線、デザイン

仕向け地のユーザ調査(ネット、リアル)を実施し、日本とは異なる文化的背景でのユーザビリティの調査(使い勝手、ヴィジュアル面などの評価)を致します。 また、調査結果を踏まえ、UI画面のデザインのご提案をさせていただきます。

デザインの最適化

アプリケーションや機器によっては、テキストによる言語表現が不適当、または効果的でない場合があります。そのような場合、私たちは一つの選択肢として、アイコンやピクトグラムの採用をご提案します。ISO標準のアイコン(例えば禁止事項を表すものなど)の採用から、オリジナルアイコンの制作までご対応致します。

事例紹介

日本製デジタルカメラの、アプリ上のUI文言のローカライズ

多言語UIコンサルティング

翻訳後の実機/シミュレータなどでの検証

一般的にUIの翻訳では、エクセルなどを介した「文言=テキスト」のみご支給にてご依頼頂くケースも多く、これらを適切な訳文として成立させるまでには、様々な課題やリスクがあります。
そして、やはり最終的には実機への実装後の実際の画面にて翻訳されたテキストが妥当であるかを確認することは、製品全体の品質、ひいては貴社のブランディングにまで影響し、また車載機や医用機器などにおいては各種の危険回避の観点からも、とても肝要となります。
アラヤグループでは、海外仕向けの製品に関して実機やシミュレータなどを使用して該当言語のネイティブチェック者による評価検証においても対応、過去の実績・ノウハウをベースに最適なソリューションを提供いたします。
また実際の作業では全遷移画面の確認までは現実的では無いため、お客様との綿密な打ち合わせを通じてより優先度の高い遷移を抽出し、検証フロー全体を設計/構築、また評価基準の策定までも対応が可能です。

事例紹介

Android ソフトウェアプラットフォームをベースにした車載情報システム(IVI)デバイスのタイ語文言の評価検証

多言語UIコンサルティング

システム課題へのアプローチ

システムへの最適な組込みフォントの提案

UI画面の使い勝手、見やすさ、読みやすさ、デザイン的な統一感などは、最終的には、システムに組み込む文字フォントの特性に依存します。 弊社アラヤグループは、ダイナコムウェア株式会社とのコラボレーションにより、フォントも含めた総合的なソリューションをご提供します。

UIのローカライズ品質を向上させる多言語フォント「金剛黒体」のご紹介
多言語UIコンサルティング
  • OSを介さない環境やRTOS上でもフォントラスタライザにより様々な環境で正確な多言語表示が可能
  • 様々なデバイスが使用される現代のニーズを満たす高い視認性とデザイン性
    各種デザインアワード受賞/CXD体験設計認証フォント(CXDS体験設計支援コンソーシアム
  • 単一のフォントファミリーにて煩雑な多数のアジア言語を含む数十言語に対応、それにより言語間のフォントフォルム/デザインテイストの統一が可能

ダイナコムウェア株式会社:フォント・書体の開発から販売までをてがける、多言語フォントのトータルソリューションカンパニー

動画

UIユーザビリティの評価

取扱分野

デジタルカメラ、AV機器、情報通信機器、車載機器、医療機器、半導体製造装置、ロボット、工作機械、複合機、印刷機械など。

取扱言語

日本語、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、簡体字、繁体字、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、ヒンディー語など。

上記以外の言語でもお気軽にお問合わせください。

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